ファイナルファンタジーIXは、25周年記念の特設サイトを公開し、複数の今後のプロジェクトをほのめかしています。スクウェア・エニックスがこの節目を祝うために計画している内容と、将来の可能性ある展開をご紹介します。
スクウェア・エニックスは、ファイナルファンタジーIXの25周年を記念するウェブサイトを正式に公開しました。このプラットフォームでは、この画期的な出来事を称える「特別なグッズとコラボレーション」の計画が明らかになっています。
アニバーサリーコレクションには、キャラクターフィギュア、プラスチック玩具、レコード、サウンドトラックCD、イラストストーリーブックを含む、プレミアムなFF9記念品が揃っています。同社は、周年記念期間を通じて追加の発表があることをほのめかしています。
2000年7月7日にプレイステーション向けに発売されたFF9は、全世界で890万本以上の売上を記録しています。スクウェア・エニックスは後に、2012年のファイナルファンタジー25周年アルティメットボックス日本版に本作を収録しました。このゲームは2016年2月にiOS/Android向けにモバイルリマスター版がリリースされ、その後、PC、PS4(2017年)、Switch/Xbox One/Windows 10(2019年)向けにも発売されました。
記念サイトの公開は、ファイナルファンタジーVIIリメイクシリーズの成功に後押しされ、FF9リメイクの可能性についての推測を再燃させています。2019年にNHKが実施した「日本の好きなファイナルファンタジー作品」投票で第4位にランクインしたFF9の人気の持続は、現代化の強い候補となっていますが、ウェブサイトでは直接的な確認は得られていません。
もう一つの未解決のプロジェクトは、待望のFF9アニメ化です。2021年に「ファイナルファンタジーIX: The Black Mages' Legacy」として発表されたこのシリーズは、オリジナルストーリーから10年後のビビの子孫たちを描く予定でした。配給と制作のためにサイバー・グループ・スタジオとの初期の提携にもかかわらず、このフランス企業が2024年10月に破産した後、プロジェクトは停滞しました。
現在、制作会社のユナイテッドスマイルとニューエンスタジオは、サイバー・グループの資産買収プロセスの一環として、FF9アニメの開発を継続する権利の取得に関心を示しています。