ユービーアイソフトは、開発サイクルの難航やマーケティング上の課題にも関わらず、今春発売予定のオープンワールドアドベンチャー『アサシン クリード シャドウズ』の予約状況が堅調であると主張している。
苦戦中の同社は最近の財務報告書で、「予約数は堅調で、シリーズ2番目の売上を記録した『アサシン クリード オデッセイ』と同程度のペースである」と明らかにした。
イヴ・ギルモCEOはこの楽観論を補強し、「チームは3月20日の『アサシン クリード シャドウズ』リリースに向けて全力を注いでいる。初期評価では、圧倒的なストーリーと没入感のあるワールド構築、そして二人の主人公がもたらす異なるが補完的なゲームプレイスタイルが高く評価されている」と述べた。
当初11月発売を予定していた『シャドウズ』は二度の延期を経験——最初は2月14日へ、その後現在の3月20日発売日に変更された。この延期により、従来のスケジュールならばプレイヤーは明日このゲームを遊べていたはずだった。
日本を舞台とした今作には特に高い期待がかかっている。これは2020年以来初めての完全新作であるだけでなく、最近の商業的失敗と株主の懸念を受けて、ユービーアイソフトが成功を強く期待しているタイトルだからだ。
財務的な楽観論とは裏腹に、『シャドウズ』のマーケティングキャンペーンは複数の論争に遭遇している。開発チームは、封建時代の日本の描写における歴史的な不正確さや、歴史再現グループの旗の無断使用について謝罪を発表した。
グッズメーカーのPureArtsはデザイン批判を受けてコレクターズスタチューを撤回し、二度の延期で高まっていたファンの不満をさらに悪化させる事態となった。