『Marathon』は基本プレイ無料ではなく、有料タイトルとしてリリースされます。価格戦略とプロキシミティチャット除外の決定について詳しくご紹介します。
『Marathon』の開発元Bungieは、同作が有料タイトルとなることを正式に発表し、基本プレイ無料の噂を否定しました。4月13日のゲームプレイ実機披露ではリリース日と新トレーラーが公開されたものの、価格詳細は伏せられており、ファンからは収益化プランへの関心が寄せられています。
4月14日放送の「Friends Per Second」ポッドキャストで、Joe Zieglerディレクターは「プレイヤーに価値を見出してもらえるような素晴らしい体験を提供したい。初期価格を上げずに進化するシーズンコンテンツを届けることを約束します」と説明しました。
Ziegler氏は「価値観によって価格の受け止め方は異なりますが、私たちは傑出した作品づくりに注力しています」と同作の魅力への自信を示しました。
SNSではファンによる価格予測が活発に行われています。Bungieは4月13日にX(旧Twitter)で『Marathon』が定価販売ではないが有料作品であることを改めて確認。今夏にさらなる価格詳細が発表される予定です。
プロキシミティチャットはマルチプレイヤーゲームでよく採用される機能で、ゲーム内の距離に応じて他プレイヤーの声が聞こえるため没入感が高まります。しかし同時に、友好的な会話だけでなく悪質な発言に晒されるリスクもあります。
Bungieは『Marathon』へのプロキシミティチャット実装を見送りました。PC GamerのインタビューでZiegler氏は「機能そのものに反対しているわけではありませんが、プレイヤーの安全な環境を最優先しており、現状この機能との両立は困難と判断しました」と述べています。
Ziegler氏は「プロキシミティチャットに伴う毒性を軽減する有効な手段が現時点で存在しない」と指摘し、安全なゲーム空間づくりへの姿勢を強調。特に『Marathon』のような回収型シューティングでは、敵チームとの相互作用が制限される選択となりました。
Bungieは将来的な解決策に期待を示しつつも、「安全に運用できる方法が見つかれば検討します。現在は業界全体が取り組む課題です」と補足しました。
『Marathon』は2025年9月23日にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC向けにリリース予定です。最新情報をお見逃しなく!